『おやこヨガ』は親子でヨガをすることが目的でしょうか?
長男は自閉症スペクトラム症です。幼少期はこだわりも強く子育ても試行錯誤の連続でした。
息子たちとみんなが思っているような『おやこヨガ』ができたのは10歳頃。
それでも、私は、息子を育てて12年間ずっと『おやこヨガ』をしてきたつもりです。
私がヨガに出逢ったのは、産後半年頃。自閉症の長男の育児ストレスと運動不足を解消するため。
『たった1時間でいいから、子どもと離れて、自分のことだけ考えて楽しみたい』
そんな想いで始めたヨガでしたが、クラスで自分を大切にした日は、帰宅後も穏やかな気持ちで家族に接する事が出来る自分に気が付きました。
なぜ、そうなったか…?
ヨガの経典ヨガスートラによると、ヨガの目的は「心の作用を止めること」と定義されています。
そしてヨガの語源である『ユジュ』は結ぶ、繋がる…ということ。
『自分と向き合う』
自分と繋がり、自分を知ると余裕がうまれます。
私は、自分の心の癖や状態を観察することで、感情をコントロールできるようになりました。
それまで、短所ばかり気になり不安になっていたのが、子どもの長所に気が付き、マイペースながらに成長している彼を受け入れる覚悟が出来ました。
『子どもを知ること』『子どもと向きあうこと』
コトモットでは、それがおやこヨガだと思っています。
どんな子どもであろうと、母親は皆、子育てに悩む時があります。
『おやこヨガ』では、子育てを1人で抱えず、周りと支えあいながら、
「手伝って~」と頼りあえるような生き方をレッスンを通じお伝えしています。
『周りの人を知ること』
だから、私は、一列に並ばず輪になってヨガをします。
身体の硬さ、年齢、運動神経…そんなの関係ありません。
十人十色の親子が集まれば、いろんなカタチのおやこヨガがあるのも当然。
他の家族と比べない。我が家流の育児、ヨガ、それを楽しめるのが『おやこヨガ』だと私は思っています。
コトモット 代表 いけだゆみ